本会趣旨 平成12年4月 東海道ネットワークの会 会長 大田 銀蔵
東海道を歩くことの楽しさ。歴史と文化の交流みちである、東海道のすばらしさをみんなで共有しよう・・・・・こんな目的で平成元年(1988年)、「東海道ネットワークの会」が発足しました。それから10年余、2ヶ月に一度の”例会”という名の街道歩きも、70回を超えるほどに至り、東海道の魅力に親しむ会員数も現在600名にのぼっております。
 さて、いつも「会報」でお伝えし、皆様も重々ご承知のように、21世紀の幕開けにあたる平成13年(2001)は、東海道に宿場駅制度が制定されてから400年目にあたる記念の年でございます。江戸と京をむすんだ五十三次の果たしてきた歴史的な役割をアピールし、あわせて京の東海道の姿を一人でも多くの方々に知ってもらう又とない機会であります。
 そこで2001年5月、私ども「東海道ネットワークの会」では京を出発地に「灯街道リレー」をスタートさせ、江戸時代より燃えつづける比叡山延暦寺の”不滅之法燈”を各宿場ごとにリレー。宿場ゆかりの自治体首長よりメッセージを頂戴しつつ、江戸へ下ることにいたします。約1ヵ月後、”不滅之法燈”はお江戸日本橋に到着。翌日、その「灯街道リレー」の終了を記念し、あわせて400年の意義をひろくアピールする「宿場サミット」を開催する予定でございます。
 東海道400年の記念イベントは、既に各自治体等が中心となって取り組まれつつありますが、京から江戸、五十三次の宿場をつなぐイベント「灯街道リレーと宿場サミット」を立案・実行しうるのは、宿場ごとに会員を擁する「東海道ネットワークの会」だからのことといささか自負しております。
 また、関係団体のご協力を得て、災害遺児義援金募集活動も、この「灯街道リレー」をつうじて実現できないかと考えております。
 なにとぞ、東海道ネットワークの会の創意の下、2001年5月10日に旅立つ、「灯街道リレーと宿場サミット」にご援助、ご協賛のほど、よろしくお願い申し上げます。
 
目的
(1)東海道の果てしてきた歴史的役割をひろくアピールする
(2)街道歩きの楽しさを多くの人に知ってもらう
(3)五十三次の宿場同士の連携をいっそう強化する
(4)宿場の活性化・商業振興をうながす
(5)東海道のよりよい保存・整備を行政に呼びかける
(6)東海道をつなぐ通信環境づくりに努める
(7)21世紀の東海道を若い世代へと伝承していく
(8)東海道ネットワークの会の親睦交流をさらに深める
 
 旧東海道を愛する人たちで組織する「東海道ネットワークの会」(事務局・東京都千代田区、約500人)はこのほど、江戸から京都までのかつての宿場町などを紹介した「完全東海道五十三次ガイド」を出版した。執筆には、草津など宿場沿いに住む会員が協力しており、同会では「全国のネットワークを生かして詳細な現地情報をできるだけ収録した」と話している。

講談社/1996年10月20日発刊、定価:本体951円(税別)
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