助さん・格さんのドライバー日記

助さんのひとり言  猛吹雪・・・天は我を見放した 

国道13号を山形へ向けて北上中、寒波の来襲で栗子峠から地吹雪に見舞われた。

福島〜宮城の県境の東北道が吹雪のため通行止め、しかたなくの迂回組も含めて栗子峠は大渋滞である。

手馴れた手付きで重さ19kもあるタイヤチェーンを架ける。今回の回送車は日産の大型トラックのシャーシ、山形の車体工場で完成すれば立派な商品車になる。

車軸は前2軸で極めて雪道走行には困難な車輌である。

簡単に言えば後ろが軽いのでケツが浮き坂道をあがれない、なんとも面倒な車である。

車の外は、ものすごい風と雪、まるで台風の様である。強烈な風で息が詰まる。映画の八甲田山を思い出す。主人公の弘前歩兵第31連隊中隊長 徳島大尉(高倉健)になりきり、後部タイヤの空気圧を少し抜く、けして雪中行軍で無念の死を迎えた青森歩兵第5連隊の神田中尉(北大路欣也)ではない。あとは我が腕を信じ雪道運転の極意(急発進・急ハンドル・急ブレーキの禁止)で吹雪の栗子峠を攻める。

下からの地吹雪で視界が極端に悪い、すっかり徳島大尉(高倉健)になりきってる小生は誰も乗っていない助手席に向って「あと・・少しだ頑張るんだ!」と声を掛ける。

当然だが・・・返事はない。

西栗子トンネルを抜けると急坂が続く、ハンドルを握った手に力がはいっていた。

燃料計を見ると針がEを指している「 しまった! 郡山で補給するのを忘れていた 」

こんな所でガス欠でもしたら徳島隊じゃなく本当に神田隊になる。

そして、たぶん雪が降る天を仰ぎながら「 天は我を見放したか 」と呟くのだろうか。

それから10分後・・・・日産ディーゼルのCV/330ps自然吸気VIOのスムーズな音がガス欠で消えた、それは米沢まで3kmの所でした。

教訓1・雪道走行の場合は余計に10?は必ず入れるべし(ケチるな)


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