助さん・格さんのドライバー日記

助さんのひとり言

上尾シティマラソンに参加
 


どうしたものか正月番組で有名な箱根駅伝に出場する関東学生連盟の精鋭と同じ

スタートラインに立ってしまった。

距離はハーフ(21km)制限時間は2時間25分と決まっている。

少しでも関門に遅れたら無情にも回収バス(秩父観光)に拾われる。



車で走る事は仕事柄得意である。

体形もハーフを得意とする姿ではなく両国界隈でちゃんこ料理屋が似合うと思う。



11月15日(日)昨夜の雨も、すっかり上がり快晴の朝を迎えた。

気温もスタート時に20度まで上がりマラソンを走るには暑く辛い感じがする。

長袖のシャツを半袖に替えようかと考えるが・・・持ち前の決断力の無さが出て

長袖姿とスパッツで走ることにした。(後に後悔をする)



スタートの位置取りは先頭が関東学生連盟の選手・次に日本陸連の登録選手・

そしてゴール予想タイムの順に約4800名が並ぶ。

単純に前がスタートしても最後尾のランナーが競技場を出るまでに相当な時間が

掛かる事が予想できる。

我輩は2時間を目標に位置を取るつもりが応援スタンドに馴染みの美女連中を発見!

少しでも競技場を出るまでは前で走ろうと姑息な考えが芽生えてしまう。

いささか自分を見失い、あろうことか日本陸連登録選手の後ろに並んでしまった。

目標タイムのプラカードには1時間20分と大きく書かれていた。



周囲を見渡すと確かに日頃の練習量を積んだ猛者が多く、ここに自分が並んで

いることが非常に不安を覚える。

迷惑にならないように端に並び、広い一般公道までは全力で走ることにする。

そして1km5分20秒ペースに戻そうと思う。



ゲストの弘山晴美さんの挨拶が終わり、キョロキョロしていた隙にスタートが鳴り

心の躍動と微妙な不安を感じながら競技場のトラックを進みました。



出口付近で顔見知りの美女連中が、にこやかに応援してくれている。

終わってから聞いたことですが・・・「あんなに前に走っているとは知らなかった」

「走っている姿が往年の瀬古選手の様だった」 「素敵だった」など褒めてくれる。





スタートして2〜3kmは周囲の速さに惑わされ。また団子状態で自分のペースで

走る事ができない。

駅前を離れ住宅地区を抜けて5kmを通過! 24分45秒

1kmを5分20秒で計算していたので随分と無理なペースで入ったものである。



最初の給水ポイントを通る、まだ5kmなので普段ならパスするところだが

今日はやけに暑い! 脱水状態になるかもしれないので紙コップ一杯の水を取る。



この辺りから日差しが強く、高い建物がないので日陰が少なく、走る位置も日陰を

求めては変え非常に苦労をした。

6km・7kmと走りながら周囲を見ると、先ほどから同じ女性ランナーと肩を並べて

走っていることに気が付いた。

サングラスに帽子を被り、中肉中背の姿は走る姿も美しく、おそらく美人ランナーだと

疲れた頭で妄想が膨らむ。



折返しを過ぎ、12km地点〜13kmは景観の良い場所を走る。



先ほどの美人ランナー(想像)とは並走が続き、この時点では何故か戦友の様な気持ちが

芽生え、一緒に2時間を切ってゴールする事を想像しながら寡黙に走る。



いよいよ大宮ゴルフ場を抜けて、勝負地点の残り5kmを通過!

幸いにも疲れは無く、タイムも1時間30分を少しだけオーバーしている。

「これはいける」と拳を握り、目標の1時間台のゴールも現実に思える。



ふっと、隣の美人ランナーの走りに精彩が消え、いくらかスピードが落ちて

苦しそうにしている。

声を掛けようか? それとも無視して走ろうか?



当然!邪で善良な市民ランナーの小生は「頑張って下さい」「あと5kmですよ」

「このまま行けば2時間切れますよ」と余裕を感じさせながら声を掛けました。



すると、どうでしょう!

少し後方に遅れていた彼女は、小生の真横に並んでサングラスを外しながら

微笑んでくれたのです。

本当に美人でした。

単純な我輩は、彼女のペースメーカーになったことは書くまでもなく、

テレビで観る、黒人選手の様に力強く、彼女をリードしてゴールへ向かうのでした。



しかし良いことは長くは続きません。

序盤のハイペースと終盤の無理がたたり!

残り2kmを過ぎて突然に足に痛みが走り、我輩の妄想と体力にも限界が訪れました。



残念です。

彼女のペースに付いて行けず、最後の給水ポイントからは歩いてしまいました。

情けないとはこのことです。

沿道には小旗を振り「ガンバレー」とか「あと少しだから」とか熱心な応援が飛びます。

なかには「何を歩いているんだ! しっかりしろ!」と見ず知らずのオジサンさんから

叱責を受ける始末。

ほっといて欲しいもんです・・・・



どうにか歩いているのか走っているのか分からないスピードで競技場のトラックに入り

ゴールしたタイムは2時間7分でありました。



もう二度と走りたくない気持ちとリベンジの気持ちが複雑に絡み合い

雑踏の中を、肩を落として独り淋しく帰るのでありました。



本日の反省  無理と妄想は永くは続かん




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