助さん・格さんのドライバー日記
格さんのひとり言  


本を読んで・・・



私は新田次郎が好きです。
昨年、上映された「剣岳・点の記」の原作者です。

気象庁に入り、長い間、気象観測の仕事をされており、
今は使われていない富士山レーダーの建設にも関わっておられました。
また、終戦後の満州からの引上げ体験もあり、自然や人に対する観察力は抜群です。

もう、30年以上前、氏の「孤高の人」がブームとなりました。
実在の登山家「加藤文太郎」をモデルにしたものです。
六甲山縦走の先覚者であり、たった1日で須磨・宝塚間の往復100kmを歩くという、
非常に足の速い人であったそうです。
私などハーフのマラソンでさえ歩き出す始末、とても真似が出来ない方です。

登山は、パーティーを組んで登るものというのが常識らしく。
しかし、人とうまく打ち解けることができず、
孤独感を常に持っていた加藤は常に単独行動です。
この点も陸送稼業の独り旅と似ています。

その加藤が、生涯、たった一度だけ、パーティを組んだ事があったのです。
友人の「宮村健」の強い要望で。
ところが、加藤にとって、それが最後の登山となるのでした。
宮村は、自己中心的で勝手気ままな行動を取る人物で、
槍ヶ岳北鎌尾根で、初めて遭難へと引きずり込まれます。

しかも、加藤が山以外の所に、
別の幸せ〜花子との結婚〜があることを知った矢先の事です。

何故、パーティを組むことで遭難したのか、その描写はリアルです。

私自身も、人とうまくつきあっていくことが苦手で、この本を読んで随分、
励まされたことがあります。
植村直己も好きでした。

この話は、またの機会に。




このページへのご感想・応援メッセージはrikusomura@gol.com
トップページに戻る
Copyright.(C) 2001 Rikusou Village.All Rights Reserved
記事・画像等を無断で転載することはできません。
・このページへのご意見・ご要望はrikusomura@gol.com