助さん・格さんのドライバー日記
助さんのひとり言  


ビニール傘の祟


空模様が怪しかったが得意先に出かけた。

途中商店の店頭で1本300円でビニール傘を売っていた。
「買おうかなあ」と一瞬迷ったが「鞄の中に折りたたみ傘が入れてある」と、思い出し
買うのを止めた。

とうとう雨が振り出した。
それもかなりの雨だ。

血液型A型の用心深さと用意周到な性格に感謝しながら鞄を開けた。

しかし、折りたたみ傘を取り出したが、なかなか開かない。
布が傘の骨に引っ付いて離れないのだ。
力任せに、無理やり開けたら傘の骨が折れ、潰れてしまった。

「あ〜あ半年前に近くのスーパーで粗品でもらった」傘だ。
点検や確認をしなかった小生が悪いのだが・・・

仕方がないのでびしょ濡れになりながら、ドラックストアーに駆け込んだ。
ビニール傘1本500円とある。 

いやいや傘を買うと店の昔娘さんが「雨宿りして行けば!」と、言ってくれた。
外は大雨だ。
ありがたいことだと感謝しながら、遠慮なく雨宿りさせていただいた。

やがて雨は、あがったが、
当然今更「傘は いりません」とは、言えないし、 
小心者の小生は買った傘を持って外へ出た。

帰宅途中冷えたせいか、それとも歳のせいか尿意を催したので駅の公衆トイレに入った。

自宅に帰り着いたら見事に買ったばかりの傘をトイレに忘れていた・・。

「あ〜あショック!1回も使わず500円がパーだ」 
年の初めから始めた500円玉貯金が頭を過ぎり残念がる。

「ついてないなあ・・」

次の日「小型不燃ごみ」の収集日だったので、あの折れた折りたたみ傘をゴミとして出した。
ところが、何と「違反ゴミ 粗大ゴミに出してください」のシールが貼られてゴミ収集を拒否された。

「え〜こんな折りたたみ傘が粗大ゴミ!」と思ったが、相手は役所だ。
粗大ゴミは有料収集で300円也。

「粗品でもらった折りたたみの傘だか1回も使わず300円の出費だ・・」
またまた500円玉貯金を思い出す。

「あ〜あ、ショックだなあ、ついてない・・」

こりゃ〜傘の祟りだなぁ・・・


それから何日か後・・・・

無事に長距離の納車を終えて帰宅途中に空模様が少し怪しくなりかけた。

今度は早めに、途中のコンビニで300円のビニール傘を買った。

この近くには有名な観光地がある。
駅に向って歩いていると「すみません」と呼び止められた。
記念写真のシャッター押しの依頼である。

振り向くと3人連れのかなりの年配の女性である。

素直に「はい」と言って了解しカメラを受け取った。
傘をベンチに立てかけてシャッターを押そうとすると、 

「綺麗に撮ってね!!」っと言われたので、素直な小生は思わず !

「はい!でもカメラは正直ですから」 
と冗談で返した。

「・・・・・」長い沈黙が続く。

「しまった」冗談が通じなかった・・。 

かなり不味い雰囲気だ・・。

カメラを返して急いでその場を立ち去った。
逃げ足だけは速いのだ。

駅の改札口を入ると傘をその場に置き忘れたのに気がついた。

「ああショック!またまた1回も使わず300円がパーだ」

「あ〜あ!本当についてないなあ・・」

そういえば事務所の改修工事が始まり、
その巻き添えでボロボロになったビニール傘を思い出した。

きっと、そのビニール傘の祟かもしれない・・・・






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