運輸省新任幹部の横顔
IT対応へ業界底上げ 洞 駿・大臣官房総務審議会
 「突然の就任ではあるが、来年度の政府予算要求はスタートしており、列車は既に動き出した。無地に目的地に到着できるよう全力を尽くしたい」。
 前任の藤野公孝が9月18日、参院選出馬のため就任。これを受けて、9月20日付で洞氏が総務審議官に昇格した。
 物流については「港湾局港政課(現港運課)時代(昭和54年9月〜56年4月)以来、経験がない。一からのスタート」と緊張感をにじませる。
 物流を手掛けるに当たり「IT(情報技術)について具体的なインパクトは予想できない」としながらも、「ITに対応できないシステム・事業者は取り残されるだろう。行政として、業界全体の底上げを、どう図っていくかという確認だ」と、ITの重要性を強調した。
 また、来年1月の国土交通省に向けて前向きの姿勢も示す。「行政の土俵が拡大するため、連携をますます強めることで、省庁再編という施策の効果を最大限に高めたい」と述べた。
 絵画鑑賞が趣味。中世の宗教画から現代の作品まで、幅広くカバーする。絵は「やはり心が和む」。最近は「油絵から日本画に好みが変わってきた」とも。
洞 駿(ほら・はやお) 昭和22年11月1日生まれ、福岡県出身。46年東大法卒、運輸省入省。航空局監理部航空事業課長、内閣官房内閣参事官、運輸政策局次長を経て、平成12年9月現職。
讀賣新聞 10月13日掲載記事

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